2007/06 白川郷〜平湯温泉〜白骨温泉 (岐阜県) |
白川郷である。なんといっても世界遺産である。 私ことサイト管理者にとって念願の白川郷なのだ。 高校生の修学旅行で行って以来の白川郷だ。 しかも、あの一時期話題沸騰した白骨温泉付だ!すばらしい企画である。 実は、私にとって白骨温泉は2度目で、前回は走りやかんちゃんとの2人旅で、初日は夜中に出動し河口湖のスーパー銭湯みたいなところで泊まり、2日目は奥飛騨の公衆浴場を片っ端から入って平湯温泉に一泊し3日目は白骨温泉に行き、話題の公衆浴場と泡の湯に入り、下呂温泉の川原にある360度どこからでも覗ける露天風呂に入って帰ってきた。 その時も白川郷までは手を出せなかったのだ。 さて、今回の旅行である。 早朝AM2:00に出発である、さすがに川崎から岐阜は遠い。 | |
白川郷に到着した我々は、そのまま展望台(荻町城跡)へ向かった。
まさか、インターを降りてからのこの短い道中で温泉同好会崩壊の危機を迎えるとは、誰も予想できなかったであろう。 事件は突然前触れも無くやってきた。 それは、とある民家の横を通過しようとしたときである。民家の前に子牛ほどもある奇妙な生き物がぼーっと立っていた。 日本カモシカである。 我々は、「あっ、カモシカだ。。」と口ずさみぼーっと通り過ぎてしまった。 カメラマンに「今の撮りましたか?」と聞くと撮っていないとのこと。当然のようにカメラマンへ非難が集中した。その内、何で車を止めなかったんだ?と言う話になり、今度は運転手であった部長様に非難が集まる。部長様は、ちょっと待て、横で何にもしないでボーっとしているやつが、止まれといえば止まったんだ!と言う話になり、助手席に座っていた私に火の粉が飛んでくる。罪を一身にかぶりたくない私は、いや、道具係が悪いんだ! もうこうなったら訳が分からない(^^; まもなく、展望台に到着しそこから見える世界遺産を見て、我々はやっと来たんだという思いで眼下を望んだ。何時しか先ほどまで盛り上がっていた罪人つくりのこともすっかり忘れていた。 結局、世界遺産が見れて、天然記念物の日本カモシカが見れて、良かったね。と言う話に収まり全てが解決したのだった。 さすがは、世界遺産!温泉同好会崩壊の危機を救ってくれたのである。 (左:展望台から見る白川郷) | |
展望台を後にして、我々は白川郷散策を行った。
下山途中では、残念ながら日本カモシカに再会することは出来なかった。 さて、白川郷は、やはり素敵である。合掌造りの建物は皆、人が生活しており、それぞれがこじんまりではあるが、商いを行っていた。 ここで、最も大きい民家である白川郷遠山家民俗館を見学し、建物の歴史を感じることが出来た。 白川郷にも道の横に水路が張り巡らされており、水路では、虹鱒などの川魚が飼われていた。 酒屋では、どぶろくが販売されていた。 私は詳しくは分からないがどぶろくと言うのは、白川郷でしか販売していないとか。。。 (右:白川郷の合掌造りの民家) | |
白川郷を後にし、次に向かったのは高山の古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)である。 古い町並と言うのは、城下町の中心で商人の町として発達したそうである。 コンビニやNTTなどの店も町並みに溶け込むようにシックな看板を出しており、町全体が景観を守ろうとする意気込みが感じられる。 我々は、古くからあったのであろう酒屋を巡回し晩酌用の酒をゲットし、高山陣屋を見学した。 高山陣屋では、大きな倉があり様々な展示品があった。ただでさえ、運動不足の塊である私は、この日すでに結構歩き回っており疲れていた。そこで、この高山陣屋の倉は、大変歩くので疲れてしまった。 (左:高山の古い町並) | |
高山を後にした我々は、この日の宿である平湯温泉「山荘 湯乃里」へ向かった。 宿に入りすぐに我々は、「神の湯」へ向かった。 神の湯は、私が前回来たときに立ち寄った、宿から10分ほどの場所にある公共浴場露天風呂である。 平湯温泉には、硫黄泉と鉄泉があり、神の湯は無色透明の硫黄泉で、ほのかに硫黄の香りが漂う。 周りは木々に囲まれており山の中の露天風呂を演出しており、風情があり個人的には、お気に入りである。 夏場などは、近くのキャンプ客が入りに来るそうだ。 (右:神の湯) | |
我々は基本的に宿をとる場合、食前、食後、朝の3回は風呂に入るのが、お約束だ。 我々は宿である山荘 湯乃里に戻り、夕食をすまし宿の風呂に入った。 この宿の風呂は、内湯と露天風呂があり内湯は鉄泉で、露天が硫黄泉である。 まずは、内湯でゆっくり温まり、露天へ行ってみた。 露天は、びっくりするほど熱く水で埋めても間に合わない。源泉がそれほど大量に注ぎ込まれているのである。 季節が6月で暑い季節なので、空気が冷えていないので、お湯が冷まされないのであろう。冬場であれば、調度いいのだろう。 (左:山荘 湯乃里) | |
翌朝、朝食後、朝のお勤めである。 今度は、宿のすぐ隣にある「平湯の湯」へ行った。 平湯の湯は鉄泉で、赤みががったお湯で風呂の周りは真っ赤になっている。 風呂に入って寄りかかると背中が赤くなるほど鉄分豊富だ。 また、風呂からは山が見え近くには紅葉などがあり秋に来るとなんとも良い景色であろうことを思わせる。 神の湯より開放感があり、神の湯とはまた違う風情がある。 実は、風呂の写真があるのだが、美しくないおじさんが写っているので、今回は公開は避けさせていただきます。 (右:平湯の湯) | |
朝のお勤めも無事終わり、我々は宿を後にし平湯大滝に向かった。 実は、、、、また、「実は」である。と言っても別に隠し事をしている訳でなく今まで記載していなかった事実をお話したいだけである。 我々の偉大なる部長様は、滝が好きなのだ。滝フェチなのである。 ついでなので、部長様について少しお話をしよう。 部長様は岩手県出身で、事あるごとに東北の温泉をしらみつぶしに巡りまくっているらしい。 最近では、四国や中国地方にまで足を伸ばしているようだ。 裏活動や温泉評価を見てもらえば、お分かりいただけるであろう。 まさに温泉マニアである。 (左:平湯大滝) | |
平湯大滝を後にした我々は、非常に有名である白骨温泉「泡の湯」に向かった。泡の湯は白濁の広い庭園作りの露天風呂が有名である。
白骨温泉を調べると必ず目にする露天風呂だ。 建物は古い木造で、風情がある。 我々は、泡の湯に着き早速温泉に入った。この泡の湯と言う名は、温泉に浸かると身体に泡がつくので付いた名である。 私は泡の湯の露天も広くて良いと思うが、逆に広すぎるせいかぬるめで、熱めのお湯が好きな私にとってはあまり合わないのである。 私は、ここの内湯が好きである。内湯は無色透明でぬる目の湯船と熱めの湯船がある。 内湯では、温泉がピュアなのか浸かっていると身体に泡が付くのが良く分かる。 すばらしい炭酸泉である。 十分にこの有名な泡の湯を満喫し、我々は帰路に付いた。 今回は世界遺産も見学でき、日本カモシカに出会うことができ、温泉も泉質の良い風呂を十分に楽しむことができ満足できるものとなった。 【サイト管理者】 |