活動記録

2007/11 万座温泉 (群馬県)

酸性の温泉としては、玉川温泉、草津温泉、蔵王温泉などが有名である。酸性の温泉は、源泉温度は高く湯量も豊富で硫黄の臭いがきついところが多い。
今回の万座温泉も、そんなpH2.2と酸性のきつい温泉である。
万座温泉は、温泉同好会の初期の頃から候補に上がっていた温泉であるが、微妙な距離でなかなか実現しなかった。草津や伊香保、日帰りとなった奈良田(カメラマンが重病であった為、自粛し日帰り企画となった)以外は、我々の住んでいる川崎から日帰りでは厳しいところが多い。日帰りなら裏企画で勝手にやれ!と言う雰囲気がある。
万座は、日帰りしたければ出来そうな距離だが、日帰りするには結構過酷なのだ。
そういうことで、なかなか実現しなかったのだ。

さて、今回の旅行である。
旅行の前々週あたりから日本中寒気に覆われ、東北では大雪となっていた。
宿を予約したころは、「11月なら雪は大丈夫だろう」と思っていたのだが、今年に限り大雪である。
こりゃまずい!と言うことになり(と言っても、気にしていたのは、運転手である部長様と道具係くらいだろう。サイト運用者やカメラマンは、「雪見風呂ダー(^^V」位にしか思っていなかっらだろう)、部長様は、旅行前日に旅館に問合せ雪の状況を確認した。案の定、宿付近は、チェーン規制が敷かれているということで、万座・鹿沢口からバスでの移動と言うことになった。(チェーンくらいつけりゃいいじゃん!とお思いの方もおおいと思いますが、そんな偉い人間は、走りやかんちゃんくらいで、温泉同好会正規メンバーにはいない。)
当日、いざ出発である。5:30出発だ!
私は、他のメンバーと違い前日AM2時まで仕事である。当然寝たら起きれないから、徹夜である。
車に乗ると同時に、お休みタイムだ。
我々は、関越自動車道で、渋川伊香保まで行き榛名山を通り抜け、国道145号で万座・鹿沢口に向かった。
榛名山では、榛名湖が凍っているか確認する為に休憩をとった。
ちなみに、前年は、榛名湖が凍らず、榛名湖の有名な氷上でのわかさぎつりが禁止され、今年はわかさぎが豊漁だと言うことだった。
榛名山には何度も来たことがあり、その度に榛名山のロープウェイで榛名富士へ登るのだが、今回は通過するだけだった。
(左:榛名富士)
榛名山を通過し、中之条付近で国道145号に乗り万座・鹿沢口に向かった。
万座・鹿沢口についた我々は、駅のそばにある観光協会へ行きバスの時間を確認し、時間があるようなので、近くの温泉を探した。
我々、独身おじさん5人組は、観光案内所で対応してくれた、若くて愛想の良い可愛いおねえさんのファンになりつつも、教えてもらった「嬬恋バラギ温泉 湖畔の湯」へ向かった。
きっと、観光案内所のおねえさんには、変なおやじどもがファンになっても迷惑なことだろう。
嬬恋バラギ温泉 湖畔の湯」はアルカリ性単純温泉で、万座付近の温泉とは思えない硫黄の香りの無い温泉で、我々が行ったときはお客がおらず、でかい風呂を5人で占領できた。
温泉を出た後、すぐそばのバラギ湖畔を探索した。
天気も良く、とても良い景色を拝めた。
(右:バラギ湖)
ちんたらしている内にバスの時間も迫ってきて、我々は、万座・鹿沢口のバス停に向かった。途中スーパーみたいなところで、酒と柿(柿はなんとなく売っているのを見たら私が食べたくなったので買った)を購入した。
さて、バス停に着くと、バスは着ているがなにやら人が溢れている。話を聞くと、JRが人身事故があったとかで、電車が遅れ前のバスに乗れなかった人たちがいるのでこのバスに乗り切れないことになったらしい。バスは1時間に1本程度で、これに乗れないと1時間待ちである。しかも次の電車で来る人が居るだろうから、下手するとまた乗れない可能性がある。しゃれになっていない。
そこで、乗れなかった人たちが、バスの運転手に言い寄っていた。「バスを増便しろ!」とか「タクシー代出しやがれ!」とか「そんなことだから西武ライオンズがBクラスになるんだ!」などなど。。
結局20分後に増便してくれたので、寒い中、待ち時間は20分で済んだ。
(左:万座・鹿沢口付近のスーパーから撮影)
宿は、「豊国館」である。湯治宿としても利用可能で、自炊も可能である。
歴史もある宿のようで、なかなか風情があった。特に露天風呂が良い。万座温泉は当日雪が程よく積もっており山々を眺めながらの露天風呂、たまらない。
また、安い!これはびっくりした。2食付いて7000円弱。確かに食事はあまり良いとは言えないが、温泉目当ての我々には十分である。
私は万座の温泉は緑がかった色だと聞いていたが、豊国館の温泉は白濁で、少し残念だったが、泉質は良い様で温まり具合は大変良かった。翌日、隣の「万座高原ホテル」に風呂に入りに行った。ここは、7個ほどの露天があり3つは緑色のお湯。
温度も区々で、誰でも楽しめる風呂になっていた。
(右:万座高原ホテルから撮ったスキー場)
さて、万座高原ホテルでは、部長様が靴を間違われ雪の中、スリッパのまま下山する羽目になりそうだった。しかし、残念ながら、ホテルで代わりの靴を用意してもらい下山することになった。
(読者にとっては、余計なお世話である。)
さて、下山したすけべおやじ5人組みは、またもや、観光案内所へ若くて愛想の良い可愛いおねえさんに会いに行った。今後の予定を考える為だ。
とりあえず、昼飯を取った後、観光案内所へ行くとおじさんしかいなかった。
おじさんたちは、落胆しながらも次の予定を決めなければならない。
観光案内所で「海野塾」で昨日お祭りがあったことを知り、海野宿へ行くことにした。なんかずれているが、小さなことは気にしない。
(左:海野宿 白鳥神社)
今回の旅行は、天気がとても良く寒い日であったこともあり、空気が澄んで、山々がとても綺麗だった。関越自動車から富士山が裾野まで見えていた。また、赤城山や浅間山などとても綺麗だった。
なんで、そんな美しい山々の写真がないのかって?
実は、カメラマンの写真をまだ貰っていないので、山々の美しい写真が無いのだ。私の山々写真には、残念ながら良いのが無いのである。
という訳で、カメラマンの写真を貰った後、気が向いたら写真の張替えを行うことにする。
さて、右の写真だが、海野宿で取った写真である。
皆さんはウダツって知ってますか?そう、「ウダツが上がらない」のウダツである。ウダツとは、火事が起きたときに、隣の家の火の粉を避ける為に火の粉避けのためにある、家の端にある高い漆喰の塀のことである。昔はお金持ちほど高いウダツを作っていたらしい。
我々は、海野宿で歴史に触れ少しだけ賢くなって、途中日帰り温泉に立ち寄り帰宅の途に付いた。
(右:海野宿

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